リハビリテーション科

リハビリテーション科は、患者様の生活に密着したリハビリテーションを行っています。

理学療法士16人、作業療法士6人、言語療法士2人で構成されており、月曜日から土曜日までの週6日、個別リハビリテーションを実施しています。

回復期リハビリテーションでは、脳卒中や骨折、手術後の廃用症候群などの急性治療後、速やかにリハビリテーションを集中的に実施することで、日常生活の自立、在宅復帰などを支援しています。

多くの専門職と連携することで、生活リハビリテーションへのスムーズな移行、情報交換会の実施(進歩状況、ゴール設定、患者様・ご家族様の要望の確認、他事業所との連携など)、自宅訪問(在宅生活に向けて、環境設定や住宅改修が必要な場合は、地域のサービス提供機関とも協働し、改修案のアドバイス等をいたします)など必要に応じて実施しています。

塩味病院の特徴として、地元の方や近所にお住いの方が多く入院されています。また、ご高齢の方が多く、長い時間リハビリテーションを続けることが大変な患者様もいらっしゃいます。

そこで、個別リハビリテーションの他に、集団体操、レクリエーションも実施しています。その効果として、生活リズムの改善、認知機能の維持向上、離床時間の拡大による耐久性向上、脱水予防(お茶・紅茶の提供)、コミュニティの拡充、デイケア・デイサービスへのスムーズな移行など、患者様・ご家族様が、地域において生活がより豊かになるように取り組んでいます。

高齢者に多くみられる慢性脱水症の予防や離床の確保、生活におけるリハビリテーションなど基本ケアを積極的に取り入れています。

また、院外活動として介護予防教室やラジオ体操教室も行っており、地域貢献を心がけています。

規模としては小さい病院ですが、病棟全体で患者様によりよい環境で過ごしていただくことを目指しています。

理学療法

怪我や病気・年齢などにより身体の運動機能が低下した状態にある人々に対し、運動能力の維持・改善を目的に運動療法や物理療法などを用いて自立した日常生活が送れるように支援することです。

言語療法

ことばのリハビリとして、脳梗塞や脊髄小脳変性症などの神経疾患から起きる発音の障害や失語症(話す、聞く、書く、読むのすべてが障害されるもの)などコミュニケーションの障害への訓練を行います。また、うまく食物を飲み込めず肺炎などを発症してしまったりその危険性が高い方への評価や訓練を行います。

作業療法

病気やけが、もしくは、生まれながらに障害のある人など、日常生活に支援が必要なすべての人に対し、生活していくために必要な能力の開発や手段の獲得を通じて、人それぞれに応じた生活の方法を習得します。また、できる限り、住み慣れた場所でその人らしい生活が送れるよう支援をします。